PR−JAPAN

日本でのPRとIR

日本でのPRとして、企業から投資家や株主に向けて発信されるものにIR(インベスターリレーションズ)があります。経営状況や財務状況、業績の動向を知らせるもので、一般的に投資家向け広報という意味でくくられることが多いようです。日本でのPRとIRの関わりは、密接ですが、この2つは異なる性質を持っています。日本でのPRとIRは、企業の広報活動として、どのように関わってくるのかを見ていきたいと思います。

IRが注目される背景

IRが最近ぐんと注目度をあげてきた背景には、金融市場の変化が挙げられます。金融ビッグバン以前は、メインバンクとの相対的な関係が主でした。株式の持ち合いやメインバンクとの付き合いの中で、財務状況などの“資料”は過去の実績が重視されていました。ですが、金融ビッグバン以降は、市場型の関係へと変化し、国内国外問わず、むしろ国外の機関投資家のウェイトは増えつつあります。こうした状況を背景に企業経営のなかで占める株価の割合は高まっています。

IR活動の基本

円滑な資金調達が企業経営には欠かせないのですが、そのためには、上記のような背景を踏まえて、最適なタイミングで必要な情報を投資家に発信する必要があります。IR活動は、基本的には、企業からの自由な情報提供のシステムということになっています。IRの優良企業は、株価も高い傾向にあり、市場型の関係では欠かせないプロセスになっています。

日本でのPRの必要性

日本でのPRという点では、IRは、株主、投資家、顧客と意見交換をすることで、理解を深め、信頼関係を構築し、資本市場での正当な評価を得ることに目的を設定しています。もちろん、外部から発せられる、時には厳しい注文や批判も避けられません。ですが、これこそが企業経営を正常な状態で進めていくうえで必要なものなのです。

日本でのPR、IRの関係性

日本でのPRの一環として、IRは、経営者の意志や企業理念をメディアを通じてエンドユーザーに届けることにほかなりません。日本の企業では、PR、つまり広報の担当部署の下にIRのセクションが設けられているケースがよく見受けられます。日本でのPR、IRの関係性においては、IRで使用する情報もPRの二番煎じや焼き直しであることも多く、IR単独の方針を持っている企業は少ないようです。ですが、企業の経営理念や経営者の考え方を示すのに最適なIRと広報戦略であるPR、バランスよくお互いに組み合わせて活用することで可能性の幅が広がっていくのではないでしょうか。

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